ごち森×大地の再生

私がこの島へ来て、地元の年配の方々とお話しする中で聞く

「昔はもっと山にきのこや山菜があった。」

「海に貝や魚がもっといっぱいいた。海の力が弱くなった。」

という声。

これは、猟師として山に入りだして10年以上の私も体感するところです。

昔の豊かな生態系を蘇らせたい。より多様な生態系を取り戻し、美味しいものを食べたい!

そんな風に思うけど、「じゃぁどうやって?」

そう考えて悩んで色々探している時に、”大地の再生”に出会いました。

私たちは五感を使ってその土地の自然を観察し、できるかぎりその場の自然素材を使います。自然の営みは絶えず繰り返します。私達は繰り返す自然の営みに助けてもらいながら、必要最小限の介入を行うことを目指しています。お手本は自然。人と自然が近い暮らしをしていた時代、それはごく当たり前の感性であり知恵でしたが、私たちはこれを学び直し、現代の環境再生に役立てる活動をしています。

https://daichisaisei.net/ 「大地の再生HPより」

すぐに講座に参加し、言葉以上に身体と大地が反応していることを体感し、これだ!と思いました。

何度か講座に参加し、先生にオファーをして、尾道に定期的に来てもらうように連続講座を企画。

2020年のごち森創立以来、2〜6ヶ月に一度のペースで来てもらっています。

人間都合ではない、自然の歩みを五感を使って感じとり、目に見える部分だけではなく、本当の意味での”自然”を育む。

そんな活動を続けることで、森と共に、”ごち森”をより居心地の良い場所にしていきます。

講師紹介

大地の再生士 下村 京子・上村 匡司

私たちの活動は、いためすぎ・けがさず・だいじに使わせていただく事をその場に誓い”歯を磨くように”日常的に大地の手入れをさせて頂いています。

具体的には、

・空気と水の循環機能に沿った活用と処理の提案。

・地域流域における自然資材・人工資材のなど出来るだけその場にある資源と場の活用の提案 。

・流域生態系機能ならった多種多様な人材の結の連携提案 具体的作業 。

です。このような活動を 行う事で、山が生き生きとよみがえる。 川の水が綺麗になり、豊な生態系を取り戻す事が出来る。 すると、海にもその変化は繋がりやがて砂浜の貝も戻ってくる。そこに希望を持ちながら、次世代に繋がる活動をしていきたいと日々各地で大地と向き合っています。

ごちそうの森は、山と集落の繋がりが分かりやすく、大地の再生を学ぶにもよいフィールドです。

そして、ここを育てることが地域や瀬戸内のためにもなると確信しています。